読書熊録

本に出会う歓びを、誰かと共有したい書評ブログ

2018-07-07から1日間の記事一覧

終わりの匂いがする恋愛小説ー「じっと手を見る」(窪美澄)

窪美澄さんの「じっと手を見る」は恋愛小説だけれど、キラキラした希望より終わりの匂いがする。人間が誰も避けられない死の予感がする。むしろそれを正面から取り上げている。 富士山が見える田舎町で、介護士として働く男女と、二人に関わる別の男女計4人…